新海誠監督映画『君の名は。』鑑賞。
新海誠監督映画『君の名は。』鑑賞。
先に本の方を読んでおこうと思い、その日の明け方から読み始めました。半分くらい読み進めるうちに、「この先は映画館で観たい」という気持ちになって来たので、しおりをはさむことにしました。
ここに内容は書きませんが、綿密に考えられ丁寧に創られた見事な作品は、終始、胸を鷲掴みにされているようでした。ちょっと息苦しいほどに。
音楽の使い方も気持ち良くて。あ、でも、僕の作る好きな音使いに似てると、映画の内容とは関係ないところで心がざわざわしてましたが。
映画館を出ると、澄みきった秋の夕空と空気がなんとも心地良くて。
贅沢な時間でした。
帰って、本の後半を読み出して。
「本、アニメーション、本」
変なサンドウィッチ、、、。
しかし、映画では映像だけで見せていたものや感情が、流れるように文字になっていたりして、つまり絶妙にハショられていまして、また新たに引き込まれました。結構このサンドウィッチ鑑賞法、良かったかも。
ただ、その本がうちにあった娘のものなので、見事に全部の漢字にルビが振ってあって、、、。
まるで音符の下にドレミとカタカナで振ってある楽譜を見ているようで。もう、読みづらいのなんの。
でも、一気に読み終えて。
僕、普段、本を読むのは遅いんですが。
それは、それは一気に。
あ、総ルビのおかげ?
この作品は、まるで、二つ楽しんでもらう事が当たり前のようでした。
音楽で言えば、ライブやアルバムで聴いて楽しんだ後、譜面を読んでまた新しい発見をする感じでしょうか?違うか。
これはどっちが先にできたんだろう?
ま、どうでもいいか。
こんな作品に出逢うと、こう思います。
ああ、映画の音楽をもっと創りたい。
ああ、作品を創りたい。
大切に大切に創られたであろう、この作品。
僕、好きです。