「Our Life」ジャケットデザインの秘密!
YUHKI 1st フリューゲルホルンアルバム「Our Life」のジャケットのデザインを大公開しちゃいます!

CDを単なる音楽データの入れ物とせず、ひとつの作品として、手に取って、観て、触って、読んで、楽しんでいただきたいと思い、ジャケットの制作には凄く時間をかけました。
マスタリングの頃には、大まかなデザインを仕上げていたのですが、つめるのにそこから3ヶ月ほどかかっちゃいました。
デザインアドバイザーの粕谷浩司氏に何度も相談しました。感謝。
そして、デザインが完成してもまだまだ。
そこから印刷屋さんと紙の材質や種類や厚み、色稿や包装用のビニールのことまでたくさん相談しました。
すべては作品のため。
結果、かけがえの無いものが出来上がりました。
今回は、そのこだわりのジャケットを一挙に細かく紹介しちゃいます!
その前にまず、ジャケットを包装してあるビニール。
コレもこだわって簡単にはがせるキャラメル包装にしたかったのですが、紙製のジャケットでは隙間が空いてしまうため、運搬時にCDがずれて傷つく恐れがあるということで、断念しました。
この、買ってビニールをはがす瞬間の期待感がたまらなく好きなので、そこもこだわりたかったのですが、仕方ありません。じっくりはがして下さい。
まずは表紙。

一番大事です。
気をつけたことは、フリューゲルホルンのアルバムということが一発でわかるということ。
写真は、数多くのアルバムの表紙を撮っている峯村隆三氏が、素晴らしいものを撮って下さいました!感謝。
そして、YUHKI 「Our Life」 のデザイン。
YUHKIを多くの人に知ってもらう為に、熟考しました。
背表紙にも使われているこれ、じつは最後まで調整を繰り返してました。
Oの中にある点にも大事な意味があります。
そして、表紙をめくると出て来る翼の絵と英語詩。

左面にはプレイヤーと、日本語タイトルの曲には英語タイトルを載せています。
「痛いの飛んでけ」の英語タイトルが「Chi Chim Pui Pui(チチンプイプイ)」って、かわいいでしょ。
英語ヘタなので、Yazzyに英語タイトルを相談しました。感謝。
プレイヤーのところに娘の参加も載せちゃってます。
右面ですが、この『背に翼』のタイトルの鉛筆画は、左面のYUHKIの背中から生えているようにみえる構図にしました。
コレがやりたいが為に観音開きのジャケットにしたぐらいです。
自分の写真に合わせるため、いつものYUHKIの絵のタッチとはかけ離れた写実的なものにしています。
でも、絵だけ観てもひとつの作品になるように心がけました。
そこに添える英語詩は、もともと、日本語で書いたものです。
われはフリューゲルホルン吹き
われは自然が好き
この音楽は「natural pop」と呼ぶ
われは風が好き
この音楽はFlugelを感じさせる音がする
Flugelとはドイツ語で翼を意味する
わが音楽よ、翼となって大空を駆け巡れ
この詩をネイティブの人にもわかってもらう為に、友達とだいぶ話し込みました。
ま、飲みながらだけど。
アルバムを聴いて、大空を舞う翼が見えた!と言ってくれたYoshi Hugglerさん、浦郷庸子さん、松村栄鶴さん、佐野太彦さん、感謝。
その詩を、当初サインペンで書いていたんだけど、せっかく友人に書道家の松村栄鶴氏がいるんだから、アドバイスをもらって筆で書こう、ということになって。
本文は一発目で氏のお墨付きを戴いたんですが、サインがいかん、と。
何度書き直しても、ちっがーう!と。
サインだけ何百回書いたんだろ。
おかげでいいものができました。栄鶴師匠、感謝。
そしてその翼の面を開くと、ど〜ん、やっとCDが登場!

このCDが出てくるまでの時間も楽しんでもらいたかったんです。
一瞬ですが。
CD盤面のデザインも何度か変更しました。
じつは、その年の我が家の年賀状は、「アルバム制作中」の写真だったのですが、その写真に載ってるCD盤面のデザインはだいぶ違うものでした。年賀状が残っていたらご覧下さい。
そして、CDを取り外すと、フリューゲルホルンのベルの写真が見えてきます。

よ〜くみると、YUHKIが写り込んでいます。
これは、数年前の年賀状で使用した写真でもあります。
まだベルがキレイ‥…。
そして右面。
レコーディングを「近所の公園」や「うちのお風呂場」でしてることなども書いてありますが、一見見落とす一番下の《取り扱いのご注意》にもメッセージが込められています。
ちっちゃい文字で見づらいですが。

そして、その右面。じつはなぜかその面だけ裏面とのり付けがされていません。

ミス?
いや、わざとです。
ジャケットのビニール包装をはがすと、左側に添えてある帯が外れます。

これ、捨てちゃう人が結構いるみたいですが、この帯にも凄くこだわりがあるんです。
書いてある紹介文や、帯のデザインやサイズ。
紙質も何度もやり直しました。
この、こだわりの帯も作品のひとつなんです。
捨てないでほしくて。
でも、保管場所が無いといつの間にか無くしちゃうことも。
なので、その帯の保管場所を作っちゃいました。
それがここなんです。

コレも大事にしてあげてね。
最後に裏表紙。

YUHKIを知らずにCDを買おうか悩んでいる人は、店頭の場合、表紙から帯から裏表紙から、情報を得ようとします。
その人にナチュラルな雰囲気のある音楽だよ、と伝えたくて。
これは芝生のきれいな新宿御苑で、落ちている枝を集めて自分で撮りました。
Yの枝っぷりにめちゃくちゃ惚れました。
下のロゴですが、プライベートレーベルの「Natural Pop Records」のロゴや「YUHKI NATURAL POP」のトレードマークも気に入っています。
Tシャツにしたいくらいです。
これだけこだわったのだから、ということで、印刷とCDプレスを頼んだのは国内のメジャーレーベルを手掛ける信頼ある大手にお願いしました。
その証がジャケットや盤面にある、「Made in Japan」 の文字です。
コストはかかりますが、作品作りに妥協はしたくありません。

自信を持って薦められる良い音ができたんだから、それを包むジャケットも含めてYUHKIの作品と思っていただきたい。
聴く時は、是非ジャケットを飾りながら楽しんでいただけたらなーと思います。
YUHKI

CDを単なる音楽データの入れ物とせず、ひとつの作品として、手に取って、観て、触って、読んで、楽しんでいただきたいと思い、ジャケットの制作には凄く時間をかけました。
マスタリングの頃には、大まかなデザインを仕上げていたのですが、つめるのにそこから3ヶ月ほどかかっちゃいました。
デザインアドバイザーの粕谷浩司氏に何度も相談しました。感謝。
そして、デザインが完成してもまだまだ。
そこから印刷屋さんと紙の材質や種類や厚み、色稿や包装用のビニールのことまでたくさん相談しました。
すべては作品のため。
結果、かけがえの無いものが出来上がりました。
今回は、そのこだわりのジャケットを一挙に細かく紹介しちゃいます!
その前にまず、ジャケットを包装してあるビニール。
コレもこだわって簡単にはがせるキャラメル包装にしたかったのですが、紙製のジャケットでは隙間が空いてしまうため、運搬時にCDがずれて傷つく恐れがあるということで、断念しました。
この、買ってビニールをはがす瞬間の期待感がたまらなく好きなので、そこもこだわりたかったのですが、仕方ありません。じっくりはがして下さい。
まずは表紙。

一番大事です。
気をつけたことは、フリューゲルホルンのアルバムということが一発でわかるということ。
写真は、数多くのアルバムの表紙を撮っている峯村隆三氏が、素晴らしいものを撮って下さいました!感謝。
そして、YUHKI 「Our Life」 のデザイン。
YUHKIを多くの人に知ってもらう為に、熟考しました。
背表紙にも使われているこれ、じつは最後まで調整を繰り返してました。
Oの中にある点にも大事な意味があります。
そして、表紙をめくると出て来る翼の絵と英語詩。

左面にはプレイヤーと、日本語タイトルの曲には英語タイトルを載せています。
「痛いの飛んでけ」の英語タイトルが「Chi Chim Pui Pui(チチンプイプイ)」って、かわいいでしょ。
英語ヘタなので、Yazzyに英語タイトルを相談しました。感謝。
プレイヤーのところに娘の参加も載せちゃってます。
右面ですが、この『背に翼』のタイトルの鉛筆画は、左面のYUHKIの背中から生えているようにみえる構図にしました。
コレがやりたいが為に観音開きのジャケットにしたぐらいです。
自分の写真に合わせるため、いつものYUHKIの絵のタッチとはかけ離れた写実的なものにしています。
でも、絵だけ観てもひとつの作品になるように心がけました。
そこに添える英語詩は、もともと、日本語で書いたものです。
われはフリューゲルホルン吹き
われは自然が好き
この音楽は「natural pop」と呼ぶ
われは風が好き
この音楽はFlugelを感じさせる音がする
Flugelとはドイツ語で翼を意味する
わが音楽よ、翼となって大空を駆け巡れ
この詩をネイティブの人にもわかってもらう為に、友達とだいぶ話し込みました。
ま、飲みながらだけど。
アルバムを聴いて、大空を舞う翼が見えた!と言ってくれたYoshi Hugglerさん、浦郷庸子さん、松村栄鶴さん、佐野太彦さん、感謝。
その詩を、当初サインペンで書いていたんだけど、せっかく友人に書道家の松村栄鶴氏がいるんだから、アドバイスをもらって筆で書こう、ということになって。
本文は一発目で氏のお墨付きを戴いたんですが、サインがいかん、と。
何度書き直しても、ちっがーう!と。
サインだけ何百回書いたんだろ。
おかげでいいものができました。栄鶴師匠、感謝。
そしてその翼の面を開くと、ど〜ん、やっとCDが登場!

このCDが出てくるまでの時間も楽しんでもらいたかったんです。
一瞬ですが。
CD盤面のデザインも何度か変更しました。
じつは、その年の我が家の年賀状は、「アルバム制作中」の写真だったのですが、その写真に載ってるCD盤面のデザインはだいぶ違うものでした。年賀状が残っていたらご覧下さい。
そして、CDを取り外すと、フリューゲルホルンのベルの写真が見えてきます。

よ〜くみると、YUHKIが写り込んでいます。
これは、数年前の年賀状で使用した写真でもあります。
まだベルがキレイ‥…。
そして右面。
レコーディングを「近所の公園」や「うちのお風呂場」でしてることなども書いてありますが、一見見落とす一番下の《取り扱いのご注意》にもメッセージが込められています。
ちっちゃい文字で見づらいですが。

そして、その右面。じつはなぜかその面だけ裏面とのり付けがされていません。

ミス?
いや、わざとです。
ジャケットのビニール包装をはがすと、左側に添えてある帯が外れます。

これ、捨てちゃう人が結構いるみたいですが、この帯にも凄くこだわりがあるんです。
書いてある紹介文や、帯のデザインやサイズ。
紙質も何度もやり直しました。
この、こだわりの帯も作品のひとつなんです。
捨てないでほしくて。
でも、保管場所が無いといつの間にか無くしちゃうことも。
なので、その帯の保管場所を作っちゃいました。
それがここなんです。

コレも大事にしてあげてね。
最後に裏表紙。

YUHKIを知らずにCDを買おうか悩んでいる人は、店頭の場合、表紙から帯から裏表紙から、情報を得ようとします。
その人にナチュラルな雰囲気のある音楽だよ、と伝えたくて。
これは芝生のきれいな新宿御苑で、落ちている枝を集めて自分で撮りました。
Yの枝っぷりにめちゃくちゃ惚れました。
下のロゴですが、プライベートレーベルの「Natural Pop Records」のロゴや「YUHKI NATURAL POP」のトレードマークも気に入っています。
Tシャツにしたいくらいです。
これだけこだわったのだから、ということで、印刷とCDプレスを頼んだのは国内のメジャーレーベルを手掛ける信頼ある大手にお願いしました。
その証がジャケットや盤面にある、「Made in Japan」 の文字です。
コストはかかりますが、作品作りに妥協はしたくありません。

自信を持って薦められる良い音ができたんだから、それを包むジャケットも含めてYUHKIの作品と思っていただきたい。
聴く時は、是非ジャケットを飾りながら楽しんでいただけたらなーと思います。
YUHKI
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