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ドレミ

「ドレミファソラシド」は英語では「CDEFGAB(シー・ディー・イー・エフ・ジー・エー・ビー)」、ドイツ語では「CDEFGAH(ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー)」と書く。日本語では「ハニホヘトイロハ」。
この「シ」にあたる音を何故英語では「B」なのにドイツ語では「H」と呼ぶのか?が疑問だったけど、調べるのも面倒くさかったので今までほっておいた。

今日とっても知りたかったので思い腰を上げてみたら、良いブログを見つけた。
『c&R Blog』の「音楽雑記帳」というブログです。

それによると、「何故ドイツ式では「シ」がではなく「B」ではなく「H」なのか。
これは実はカソリックと深い関係がある。音名『ドレミ』は音名のグレゴリオ聖歌によってその元が作られた。その時点では『ド』から『ラ』の6音でその例外として7番目の音『シ』が存在していたが実はその音程は定まってなく旋律によって『シ』にも『シ♭』にもなった。平均率が生まれたときそれらを明確に区別する必要が生まれ低い方を、つまり『シ♭』を「柔らかいB」あるいは「丸形B」、高い方、つまり『シ』を「硬いB」あるいは「角形B」と呼んだ。前者を丸まった普通のb、後者を角ばった?と表記した。それがドイツで前者がそのままb→『B』となり、後者がh→『H』となった。(抜粋)」

なのだそうで…、って、何じゃそりゃ。
いい加減に付けた呼び方が何世紀も経て、今おれを大混乱させてるじゃないかー!
「H」はともかく「B」なんかドイツ語と英語じゃ半音も違うじゃないかー!
電話番号の末尾を1文字間違えるぐらい違うじゃないかー!
知らない人、出ちゃうじゃないかー!
ドイツのミュージシャンにおれの譜面見せたら半音間違って演奏されちゃうじゃないかー!
知らない曲、出ちゃうじゃないかー!

でも、多分こんなに遠い未来まで「シ」が使われるなんて思ってなかったんだろね。
世の中はドレミファソラ、までで十分だと思ってたんだろうな。

おれドイツに抗議する。そろそろ音楽の方も統一しない?って言ってくる。東西もBHも。
まずは街で見かけたドイツ人一人一人に呼びかける。あなた達の先祖は軽ーい気持ちで「シ」を扱ったけど、その「コレでいいじゃん?」的なノリでみんなが混乱してるから直そう。今直したらきっとみんな許してくれるよ、って言ってみる。

そうだ、言語も世界統一してバベルの塔も建てよう。
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妊婦トランぺッター

今レッスンをしてる音大生の子から「妊婦になったらトランペット吹けなくなるんですか?」という質問をされた。
う~ん、どうなんだろ。そういえば妊娠を経験したトランペット吹きの知り合いはいないな。
トランペットと言えば、おなかの筋肉は人の数倍吹くときに使う。
そんなに息んだら、で、出ちゃわないか?
おなかの筋肉使わなくてもある程度は吹けるけど、まともな演奏にはならない。
で、一年近く産休なんかしたら復帰するのに凄く時間かかりそうだし。もどれないかもだし。
う~ん、知りたい。

でも、いざ出産のその時はトランペット吹きの腹筋力は絶大な助けになるのでは?
生まれる瞬間吹くように息めば、すっぽーん!って簡単に安産のできあがり。
じゃ、片手にトランペット持って分娩台に上がって、ここ!ッというときに高い音出したら楽なんじゃない?
プー、って音出しながら伴奏がオギャー。
それをレコーディングして、はい一曲出来上がり、なんて。

トランペットは高音のことをHighなんとか、って呼ぶ。
英語読みだったら高いラはHigh G(ハイ・ジー)。
High G出しながら生まれたら、その子の名前はハイジ。
由来が駄洒落なしょうもなさはひとまずおいといて。

パンパカパーン。 
これ、だれか実践してくれる妊婦トランぺッターを本日より当サイトで募集致します。
わたくし、録音機材を持って取材にまいります。
それが楽曲となり製品になった暁には、もちろんご本人様には演奏料、ご子息様には歌唱印税をお支払い致します。

どしどしご応募お待ちしております。