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2014年書き初め

年の書き初めは、「左馬」。
「馬」の字を逆さに書くひだりうまは、縁起もの。
左利きでもあるので、普段、字は右手で書きますが、今回は左手で書いてみました。

今年一年への思いを込めて。

DSC_0419左馬
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「iPhone Case Love Magazine」の表紙に!

「iPhone Case Love Magazine」の表紙にYUHKIの作品が載りました!

iPhoneCaseLoveMagazine.jpg

自分の作品が表紙を飾れるなんて、光栄です!

なお、11/28(水)〜12/3(月)まで、「iPhone ケース展in名古屋」(松坂屋名古屋店)にて本作品が招待展示されています。

お近くの方は是非!

第6回iPhoneケース展、大賞受賞!

横浜赤レンガ倉庫で2012年10月19〜21日に開催された「第6回iPhoneケース展」に職業違いも甚だしいですが、作品を出展致しました。

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今回初参加のYUHKIは、自分の大好きな物をモチーフに、好きなように作ってみました。
作品名は、「Flugel, Woman and Apple」

まず、「翼」。
これは自身のアルバム「Our Life」のジャケットの為に書いた絵を立体化しました。
Flugelはドイツ語で翼の意味をもち、YUHKIの楽器もフリューゲルホルンです。
次に、女性の曲線美。
翼に合う曲線を試行錯誤しデザインしました。
そして最後に、林檎。
iPhoneですから、もちろんかじられたAppleのロゴですね。日頃、音楽制作にも大変お世話になっているので、思い入れも強いです。アルバムもApple製品をふんだんに使い、制作しました。

その作品が、コ・レ・だっ!

iPhoneケース展DSC_0201-

今回はこれら100人のアーティストの作品の中から、コンテストも行なわれていまして。
芸大の先生を含む8名の審査員の方々の審査の結果、
な、なんと!YUHKIの「Flugel, Woman and Apple」が見事、大賞を頂いちゃいました!

ありがとうございますっ!

DSC_0253-.jpg


賞金ウン万円と、副賞の「百年瓦」を頂きました。
ん?かわら?
そうです。カッコいいケースに入れられた一枚の瓦。
これは、かつて横浜赤レンガ倉庫に使われていた実際の屋根瓦なんです。
限定300個の貴重なモノ。
そのシリアルナンバーが000番というありがたいモノを、赤レンガ倉庫さんから頂いちゃいました。
ありがとうございます。お礼にモーションブルーで吹きます。


モノづくりはやっぱり楽しいです。
こういった立体造形にしても、絵にしても、音楽にしても、コンセプトから考え、想像したオリジナルのものを、カタチにするのは最高に楽しいです。
それが、多くの人に気に入ってもらえるのは、なお嬉しいです。

これからも、死ぬまでにたくさんの作品を作ってゆきたいと思います。

YUHKI

「Our Life」ジャケットデザインの秘密!

YUHKI 1st フリューゲルホルンアルバム「Our Life」のジャケットのデザインを大公開しちゃいます!

Our life ジャケ


CDを単なる音楽データの入れ物とせず、ひとつの作品として、手に取って、観て、触って、読んで、楽しんでいただきたいと思い、ジャケットの制作には凄く時間をかけました。
マスタリングの頃には、大まかなデザインを仕上げていたのですが、つめるのにそこから3ヶ月ほどかかっちゃいました。
デザインアドバイザーの粕谷浩司氏に何度も相談しました。感謝。
そして、デザインが完成してもまだまだ。
そこから印刷屋さんと紙の材質や種類や厚み、色稿や包装用のビニールのことまでたくさん相談しました。

すべては作品のため。

結果、かけがえの無いものが出来上がりました。


今回は、そのこだわりのジャケットを一挙に細かく紹介しちゃいます!


その前にまず、ジャケットを包装してあるビニール。
コレもこだわって簡単にはがせるキャラメル包装にしたかったのですが、紙製のジャケットでは隙間が空いてしまうため、運搬時にCDがずれて傷つく恐れがあるということで、断念しました。
この、買ってビニールをはがす瞬間の期待感がたまらなく好きなので、そこもこだわりたかったのですが、仕方ありません。じっくりはがして下さい。



まずは表紙。

表紙ビニール無し


一番大事です。
気をつけたことは、フリューゲルホルンのアルバムということが一発でわかるということ。
写真は、数多くのアルバムの表紙を撮っている峯村隆三氏が、素晴らしいものを撮って下さいました!感謝。

そして、YUHKI 「Our Life」 のデザイン。
YUHKIを多くの人に知ってもらう為に、熟考しました。
背表紙にも使われているこれ、じつは最後まで調整を繰り返してました。
Oの中にある点にも大事な意味があります。


そして、表紙をめくると出て来る翼の絵と英語詩。

背に翼

左面にはプレイヤーと、日本語タイトルの曲には英語タイトルを載せています。
「痛いの飛んでけ」の英語タイトルが「Chi Chim Pui Pui(チチンプイプイ)」って、かわいいでしょ。
英語ヘタなので、Yazzyに英語タイトルを相談しました。感謝。
プレイヤーのところに娘の参加も載せちゃってます。

右面ですが、この『背に翼』のタイトルの鉛筆画は、左面のYUHKIの背中から生えているようにみえる構図にしました。
コレがやりたいが為に観音開きのジャケットにしたぐらいです。
自分の写真に合わせるため、いつものYUHKIの絵のタッチとはかけ離れた写実的なものにしています。
でも、絵だけ観てもひとつの作品になるように心がけました。

そこに添える英語詩は、もともと、日本語で書いたものです。



われはフリューゲルホルン吹き
われは自然が好き
この音楽は「natural pop」と呼ぶ

われは風が好き
この音楽はFlugelを感じさせる音がする
Flugelとはドイツ語で翼を意味する

わが音楽よ、翼となって大空を駆け巡れ



この詩をネイティブの人にもわかってもらう為に、友達とだいぶ話し込みました。
ま、飲みながらだけど。
アルバムを聴いて、大空を舞う翼が見えた!と言ってくれたYoshi Hugglerさん、浦郷庸子さん、松村栄鶴さん、佐野太彦さん、感謝。

その詩を、当初サインペンで書いていたんだけど、せっかく友人に書道家の松村栄鶴氏がいるんだから、アドバイスをもらって筆で書こう、ということになって。

本文は一発目で氏のお墨付きを戴いたんですが、サインがいかん、と。
何度書き直しても、ちっがーう!と。
サインだけ何百回書いたんだろ。
おかげでいいものができました。栄鶴師匠、感謝。


そしてその翼の面を開くと、ど〜ん、やっとCDが登場!

CD登場

このCDが出てくるまでの時間も楽しんでもらいたかったんです。
一瞬ですが。
CD盤面のデザインも何度か変更しました。
じつは、その年の我が家の年賀状は、「アルバム制作中」の写真だったのですが、その写真に載ってるCD盤面のデザインはだいぶ違うものでした。年賀状が残っていたらご覧下さい。


そして、CDを取り外すと、フリューゲルホルンのベルの写真が見えてきます。

CD裏の写真


よ〜くみると、YUHKIが写り込んでいます。
これは、数年前の年賀状で使用した写真でもあります。
まだベルがキレイ‥…。

そして右面。
レコーディングを「近所の公園」や「うちのお風呂場」でしてることなども書いてありますが、一見見落とす一番下の《取り扱いのご注意》にもメッセージが込められています。
ちっちゃい文字で見づらいですが。

注意書き



そして、その右面。じつはなぜかその面だけ裏面とのり付けがされていません。

フクロ


ミス?
いや、わざとです。

ジャケットのビニール包装をはがすと、左側に添えてある帯が外れます。

帯


これ、捨てちゃう人が結構いるみたいですが、この帯にも凄くこだわりがあるんです。
書いてある紹介文や、帯のデザインやサイズ。
紙質も何度もやり直しました。

この、こだわりの帯も作品のひとつなんです。
捨てないでほしくて。
でも、保管場所が無いといつの間にか無くしちゃうことも。

なので、その帯の保管場所を作っちゃいました。
それがここなんです。

帯の保管場所

コレも大事にしてあげてね。


最後に裏表紙。

裏表紙


YUHKIを知らずにCDを買おうか悩んでいる人は、店頭の場合、表紙から帯から裏表紙から、情報を得ようとします。
その人にナチュラルな雰囲気のある音楽だよ、と伝えたくて。
これは芝生のきれいな新宿御苑で、落ちている枝を集めて自分で撮りました。
Yの枝っぷりにめちゃくちゃ惚れました。

下のロゴですが、プライベートレーベルの「Natural Pop Records」のロゴや「YUHKI NATURAL POP」のトレードマークも気に入っています。
Tシャツにしたいくらいです。


これだけこだわったのだから、ということで、印刷とCDプレスを頼んだのは国内のメジャーレーベルを手掛ける信頼ある大手にお願いしました。

その証がジャケットや盤面にある、「Made in Japan」 の文字です。
コストはかかりますが、作品作りに妥協はしたくありません。

原稿



自信を持って薦められる良い音ができたんだから、それを包むジャケットも含めてYUHKIの作品と思っていただきたい。

聴く時は、是非ジャケットを飾りながら楽しんでいただけたらなーと思います。


YUHKI



2012年 書き初め

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞYUHKIをよろしくお願い致します。

友人の書道家松村栄鶴氏からいただいた年賀状を見ていたら、無性に書き初めをしたくなったので、近所に筆を買いに行って書き始めました。
お題は今年の干支である「龍」。
小さい頃から龍が好きで、辰年の年賀状の版画を彫るのが最高に幸せでした。
来年も辰年だったらいいのに、なんて思っていました。

さて、まずは練習用の半紙に一枚目。
なかなか良い出来。
続けて数枚。
一枚目の方が良い出来。
一枚目を見ながら書く。
何枚書いてもうまくいかない。
結局、自分のであろうとマネして書いても作品は生まれない。
音楽も同じですね。
ファーストテイクが良いのも同じ。

気持ちを鎮めて、見て書くことをやめ、紙に集中する。
なんか良くなってきた。
さあ、ここらで締め切りを作ります。
締め切り無いと終われない人、登場。 
コレが最後の一枚だと決め、いざ。

出来を見て、もうちょっと書きたい気もしたけど、今日はこのへんで。

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今年はいつも付けてるペンダントトップの「鯉の滝登り」のように、「鯉は滝を登り、やがて龍になる」を目指します。

2012年元旦 YUHKI


画家 池田俊雄展

銀座ギャラリームサシで11/20~26まで開催されている池田俊雄展に行ってきました。

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力強いタッチと独特の色彩感で自分のスタイルを貫き通す、素晴らしい画家です。

ご近所だった池田さんには、小学生の頃から「ユウキ、おまえは持っているぞ!そのまま行け!」と、斎藤裕樹君よりもウン十年も前から激励して下さっていました。

これが子供心にもすごく嬉しくて、いつも勇気づけられていました。
運動会などでは人一倍大きな声で「ユウキー!行け~!」と校庭中のみんながびっくりするぐらいの大声で声援して下さったり。
「ユウキ、手相を見せてみろ。お!この線はな、おまえ芸術家としていけるぞ。間違いない。」なんて、今考えたらウソかもしれませんが、それは心強いことを言って下さいました。

小学生の頃から音楽家になりたいと思って生きてきた自分にとって、芸術家としての大先輩に言われる言葉は、どれも宝物でした。

アトリエにもよく遊びに行かせていただきました。
たくさんの作品に囲まれたその空間は、それは夢のような場所でした。
「コレがおれの師匠の作品。わかんないだろ?」なんて言われたり。

近所の人たちを集めて、よくバーベキュー大会や年中行事を開いてくれていました。

髭を生やしていたときは、まるで則巻千兵衛でした。

それはそれは、大好きな近所の画家のおじちゃんでした。

高校生の時、自分が描いた絵を持って行って、観てもらったりもしました。


久しぶりにお会いできて、いろんな思い出が出てきました。
小学生の時、池田さんの超美人の奥様(今も全く変わらず美人でした!)に、「ユウキ、絶対似合うからコレ着てみてー」なんて娘さんのスカートをはかされたり、息子さんとジャッキーチェンごっこを延々としたり。たくさん飼っている猫と遊んだり。

「ユウキ、今日はおれの大好きな花を見せてやる」と言って、ベコニアのコレクションの部屋に連れて行ってくれたりもしました。でも、「おれはこの花が好きなんだー、いいだろー、でもわかんないだろ。いいんだ、いいんだ。」なんて言ってすぐ家の方に戻されたり。



YUHKIの今の音楽人生には、池田さんご一家はなくてはならない大切な人なんです。


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許可をいただいて、もったいないけどちょっとだけ作品をお見せしちゃいます。



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池田さんと、連日飲み過ぎ&寝起きでむくんでいるユウキです。
後ろの作品は「気」というタイトルの作品ですが、もったいなくて全部お見せしません。


連れて行った4歳の娘に「おじちゃんの絵、どうだった?」と訊いたら、「なんか、ドキドキした」言ってました。
こんな子供の心をも動かすなんて。


今日はパワーをいただきました。


「ユウキ、俺たちで世界をとろうぜ!」


なんてカッコいいんだ、池田さん。
久々に聴いた池田さんの「声」。
ああ、この声も独特で好きなんだなぁ。

ありがとうございます!
これ書いてて、なんだか涙が出てきました。


ユウキ、期待に応えます。

第一回 球鶴書道會書作展

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第一回球鶴書道會書作展が銀座ギャラリー悠玄で行なわれました。

YUHKIは書家の松村栄鶴氏とフリューゲルホルンとのコラボで参加させていただきました。

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筆に合わせて音を紡ぎ、溢れ出るメロディに合わせ筆が流れる。

大切な瞬間が生まれました。

フリューゲルと書って、なんでか合うんです。



幼稚園の頃、左利きだと字を書くのに不便だろうと思った親のススメで、近所のおばあちゃん先生の書道教室に通い始めました。
でも、同時に通っていたオルガン教室の方が楽しくなりました。
つい左手で書いてしまうことへのお叱りが怖くもあり。

その後、引越すたびに書道教室は続けていました。
絵を書くのが幼い頃から好きだった為、絵画気分で書いていましたが。

しかし、だんだん音楽に費やす時間が多くなってきたため、なかなか通えなくなりました。

それでも小学・中学と一応学校で選ばれ、書道展に作品を出していたこともありました。



その頃、近所の女の子の左手で書く作品をみて驚きました。
見事でした。
いいの?左手で書いても?
自分、セオリーを重んじる子でしたので。
なんだか今まで損した気分でした。


大学の時、それは偉い書家の先生の授業をとりました。
でも、マスにきっちりはめる、まるで活字のような書でした。
がっかり。

絵画のように自由に書きたいのに。



そんな迷いをすべて吹き飛ばしてくれるほど、栄鶴氏の書の書き方は自由でした。


最近、書を書くのが楽しくて仕方ありません。

夏に発売予定の、自身のフリューゲルホルンアルバムにも英字を書きました。
このイベントの夜に、インスパイアされて書いたものです。

栄鶴氏に画像を送って赤ペン先生をお願いしたら、大大絶賛されて世界に出せるお墨付きを戴きました。笑

その書を確認する為にも、CD買ってみてね~。

書道展のお知らせ

第一回球鶴書道會書作展のお知らせ

5/24(火)から29(日)の間、書家の松村栄鶴氏の主催する書作展が、銀座ギャラリー悠玄にて開催されています。
YUHKIは最終日29日(日)のファイナルパーティーで、トランぺッターと書家によるコラボレーションパフォーマンスを行ないます。
球鶴フライヤー2
球鶴フライヤー1

箱根彫刻の森美術館

天気も良いし文化の日だし、てことで箱根彫刻の森美術館に。

昼に付いたので、まずは入った所にあるカフェで腹ごしらえ。
窓の外にある大迫力の彫刻を観ながら。

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今回の目的は「ネットの森」。
造形作家堀内紀子氏の遊べる巨大手編みネットです。
これ、CMでみたのより格段にスゴい!

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下の方に空いてる穴から入ると何層にも部屋があってそれが穴で行き来出来て。
上に出ると写真の上の子のように登れます。
たれ下がってるタマにもぶら下がれるし、下はふわふわの地面だし。
ここ最高!

残念なのは小学生までしか中に入れないこと。
はぁ~、なんでオレが小学生の時に作っておいてくれなかったのよ~。
せめて小学生並みの精神年齢の人はオッケーにしてくれない?
少年の心を持ち続けてる人とか。

うわ~ん。

平日の夕方、人がいなくなったらこっそり登っちゃおうかな。
やりたいやりたい、やりたいよぉ~!

上まで怖くて登れないながらもはしゃいでる3歳の娘を、指をくわえて見ているだけでした。


これ、外観も最高。

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お次はピカソ館。

ピカソ様、お久しぶりです。
またちょっとだけパワーを戴きに参りました。
ここは絵がちょっとしかないから寂しいけど、あなたの絵を観ていると体の中が燃え上がったり落ち着いたりやさしくなったり、特別な感情に浸れます。


ちょっと回りくたびれた頃にある温泉足湯もニクい。
彫刻観ながらなんて、贅沢。

他にもステンドグラスの塔とか芝生に大の字に突っ伏してる彫刻とか、見どころ満載。


久々に来たけど、楽しかった。
また来よっと。
次回は変装用のランドセルと黄色い帽子持って。


画家 大竹伸朗

今日は節分。

頂き物の手作り特大恵方巻きを西南西に向かって無言でかぶりつきました。

恵方巻き

もちろん豆まきも。
この節分の豆がとても好きで。
いつも買いだめしとかなきゃ、って思います。


夜中にふとテレビを付けたら、画家 大竹伸朗氏の銭湯を作る番組がやっていて。
彼の言葉がどれも面白く、気持ちの良さそうな生き方だな~、と感じました。

「絵を描くなんてことは、最も理不尽なこと。だから、そこにコンセプトを求めるってことがオレにはよくわからない」

「馬鹿だと言われても、自分で決めて決めて失敗する方がいい」

楽しそうでした。